さく井工事は専門業者に依頼するのが鉄則!

作業員

井戸を掘る技術

模型

地質や深度に応じた工法

上水道が普及する以前に飲用水や生活用水を得る目的で使われてきた井戸は、現在でも農業用水や工業用水などに利用されています。かつては井戸を掘るのに主として人力に頼っていましたが、ボーリング技術が確立して以降はさく井工事も効率化されました。機械化が進んだ現在のさく井工事は、パーカッション工法とロータリー工法・エアハンマー工法という3種類に大きくわけられます。いずれもさく井工事を専門とする業者が地盤調査から工法の選択・施工までを実施しており、工事後のメンテナンスに至るまでを請け負ってくれます。さく井工事の3工法はそれぞれ適した地質や掘削深度が異なるため、あらかじめ地盤調査を実施して利用目的をヒアリングした上で採用する工法が選ばれます。砂礫層など地質が比較的柔らかい場合に最も適しているのは、ビームの先端に設置されたビットで孔底を打撃するパーカッション工法です。敷地が狭い場合でも少人数で工事が進められるため、パーカッション工法は工事費の安価な点が他の工法と比較した場合の利点と言えます。1000mを超えるような深部の掘削にまで対応し、硬い地質から柔らかい地質にまで安定した堀進率を発揮するのがロータリー工法です。ポンプを使った泥水の排出処理に費用がかかるためパーカッション工法よりも工事費はかかりますが、特に深い地層に地下水が存在する場合にロータリー工法は適しています。ロータリー工法では孔底をビットで回転切削しますが、エアハンマー工法はハンマービットで打撃することで掘り進める手法です。エアハンマー工法は硬い岩盤に最も適しており、泥水処理も必要としないため工事が早い点も特徴として挙げられます。ロータリー工法は他の工法と比べても騒音が小さいため、特に住宅密集地などのさく井工事に適しています。地盤調査の結果に加え、周辺の環境や予算なども考慮しながら3種類の中から最善の工法を選ぶといいでしょう。